ローン借り換え

住宅ローンの借り換えを検討する際には金利差、残高、返済期間を考えましょう。

◇金利差、残高、返済期間考えて ネットで試算、申し込みも家計収入が伸び悩むなか、住宅ローンの返済負担が重くなったと感じる人も多いようです。10年ほど前に住宅金融公庫融資を利用してマイホームを取得した人は、11年目以降の適用金利が4%台に上がり、返済額が増えてしまいます。民間金融機関の固定金利選択型ローンを借りて、固定金利期間がまもなく終了する人も、その後は基準金利をベースに設定した金利が適用されますので、返済額が増えるケースも多いでしょう。

このような場合には、住宅ローンの「借り換え」を実行することで、返済負担の軽減を検討したいものです。借り換えとは、いま返している住宅ローン を一括返済するために、別のところから新たに住宅ローンを借りる方法です。現在はかなり金利が低いので、以前借りた金利が高いローンから、低いローンに借 り換えられれば、返済負担は軽くなります。

借り換えで、どの程度効果があるかは、金融機関の窓口等で相談すれば試算をしてくれますが、まずはご自身が次のケースに該当するかを確認してみましょう。

(1)現在のローンと借り換え後のローンの金利差が、0.5~1%以上ある
(2)ローン残高が、500万~1000万円以上ある
(3)ローンの残り返済期間が10年以上ある
以上の三つすべてに該当するようであれば、借り換えの効果が期待できる可能性があります。

最近では、インターネットで住宅ローンの試算や、申し込みができる金融機関も増えました。忙しくて、金融機関の窓口等へ行く時間がないという人は、利用してみるのもよいでしょう。

借り換えに当たっては、どの住宅ローンを選ぶかが大切です。一口に住宅ローンといっても、金利の種類によって以下のようなタイプに分かれます。
(1)変動金利型 原則として年2回、適用金利が見直される
(2)固定金利選択型 5年や10年など、当初の一定期間は固定金利で、固定期間終了後は再度、固定金利選択型を選ぶか、変動金利型に移行するかを利用者が決める
(3)固定金利型 借入時の金利が、返済終了までずっと続く

金利水準は、(1)↓(3)の順に高くなるのが一般的ですが、その時々の状況によって変わりますので、確認することが必要です。確認する際は、金利だけでなく、ローン保証料や団体信用生命保険料、ローンの事務手数料などの諸費用も勘案しましょう。

このほかにも、
(1)借り換え後の返済期間は、現在の残り返済期間より長くできない場合が多い
(2)借り換えで金利が下がる分、返済額を増やさなくても返済期間を短くできる場合が多く、返済総額を減らすことも期待できるなどのメリット、デメリットも知っておくとよいでしょう。

「今払っている住宅ローンの金利は高い」「これから金利が高くなる」と思われる方は、自分のライフスタイルを考えながら、より負担の軽いローンへの借り換えを検討してみてはいかがでしょうか。